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序章 ある雨の日の出来事

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転倒事故は大きな問題だ!

実際、現実として転倒・転落による死亡者数のうち、65歳以上が83%を超えている(※1)。
因に、転倒・転落が原因で入院あるいは外来に訪れた人は、全国で1日当たりおよそ13万人、その内、65歳以上が半数を超え、その70%以上が女性である。
また、転倒・転落によって大腿骨を骨折した場合、全体で平均約70日以上入院、女性だけの平均入院日数だと80日を超える。さらに、後遺症などを発症した場合は、入院期間が10ヶ月以上に及ぶというデータがある。(※2)
この事実は、ある一人の高齢者の単なる転倒事故ではかたずけられない、という事を意味している。

もし、彼女が寝たきりになってしまったとしたら、彼女のその後の人生や生き甲斐については勿論であるが、息子夫婦の負担、医療保険、任意保険、要介護認定による介護サービス、特別養護施設への入居もしくは自宅のバリアフリー化や介護環境の整備、滑りやすい床との因果関係による施設側の賠償など、国や自治体の福祉財源や保険会社、事故の現場となった床の管理責任者にも影響を与えることになる。
日本における高齢化は、世界的に見ても稀な程、急速に進んでいる。と同時に高齢者の社会参画も進展している。要するに、多くのお年寄りは元気で行動的なのだ。高齢者の転倒事故を防止する解決策は、高齢者や障害者が、雨の日や濡れた床の上でも転倒することのない環境を整備する、則ち、床材に適切な防滑性能を施し、普段通り自由に安心して歩くことができるような環境づくりが最も近道ではないだろうか。 次のページへ




2004.02.23

鈴木じゅうじん [文]
Written by Juzine Suzuki

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